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【読書感想文シリーズ】赤い指 東野圭吾

前書き

夏休みの最後の休みである9月2日(日)となりました。

アクセスログを見るとたまに読書感想文で検索が来るんですよね。

皆困ってネタ探しでしょうか。

 

今回は更新にどれくらいかかるか時間を測ってみます

今の時刻は23:57 どれくらいで更新できるかチャレンジです。

 

 

まずはじめに

赤い指ってなに?

東野圭吾のミステリー小説です。難しいトリックなどは無く、すんなり読める作品です。前回卒業を読んでみて。加賀刑事シリーズがある事を知って、たまたま取ったのがこの本でした。

 

卒業 (講談社文庫)

卒業 (講談社文庫)

 

 卒業は加賀が刑事になる前の学生時代の話です。これは難しいトリックが合って完全には理解ができませんでしたが、動機や伏線の回収などはしっかり理解できました。

ちょっと説明が多く読みにくかったです。

 

本題あらすじ

さて赤い指を読もうと思ったきっかけは、たまたま本屋で100円だったからです。シリーズ物ですが一作品目から順々に読む必要はないと思っていたのでこれを読んでみました。(どうも7作目らしい)

何で赤い指なのかは物語の最後で分かります。

 

この作品家族がテーマなんですが犯人はいじめられて引きこもりのカス中学生の直巳なんですが、物語の最初から最後までカスでした。最後は加賀に馬鹿餓鬼とも言われる始末、結局カスに育ったのはダメな親父とダメな母親が原因だと思います。

親父は子育てには一切関与せず、不倫をするカス

母親は直巳を溺愛し、姑との関係が最悪なカス

 

あらすじとしては 妻の八重子が今日は急いで帰ってきてと電話してきたところが事件の発端で昭夫は早く家に変える事になります。昭夫の父は認知症になり、昭夫の母は介護に付きっ切りになった過去があります。その後昭夫の父は死亡し、母の怪我をきっかけに同居することになる。八重子は以前姑ともめた事があって母の事は大嫌いなんです。ごはんの味付けから始まり、子供の教育方針などでもめました。

お義母さんの介護をするために同居は嫌とか言っちゃうレベルです。

同居が始まってからは急に昭夫の母がボケ始めるんです。物語ではほとんどわからなくなってしまう状態。ご飯やトイレはできるけど思考が子どもみたいで、お化粧遊びをしたり人形遊びをしたりしてます。

カスの八重子が何もしないので毎日お世話に昭夫の妹の春美が来てくれています。

 

八重子はとりあえず春美さんは今日は断ってというわけです。嫌な予感しかしません。

 

帰ってみると、少女の死体が庭にあるんですね。

昭夫は驚くわけです、どうやら息子が殺したらしい、はじめは警察に自首させようとかいうわけですが、八重子はあの子がどうなってもいいの?人殺しはいくら少年でも世間の目は冷たいとかいうわけです。はじめは頑なに警察に言おうと言っていた昭夫ですがすぐに八重子に「捨ててきて」という言葉に

 

 

 

「捨てるって言っても、そんなの無理だろ」

 

 

 

 

と昭夫が言うわけですよ。

この言葉が印象的でした、本文にもありますが無理というのは拒絶とは違うのだ。

 

そして八重子の言うがまま夜中に少女を近所の公園に遺棄するんですね。

死体を遺棄するところの昭夫の心理描写は読んでいてぞくぞくしました。

 

死体は直ぐに見つかり、警察がきます。状況証拠が結構あってすぐにばれると思った家族はある恐ろしい事を考えるわけです。

 

 

 

認知症の昭夫の母を息子の代わりに犯人にしてしまおう。

認知症だし責任能力からみても大丈夫 とか言うわけですよ。

 

 

 

 

こりゃ救いようもない屑家族だと思いました。

 

ここからは一気にクライマックスです

本編を読んでください。超絶ネタバレになるので書きませんが、家族の愛のおかげで事件は解決するのでした。

 

物語では別の話も並行に進んでいて、加賀のお父さんが末期がんで死にそうなんです。今回加賀刑事と一緒に事件を担当した松宮刑事は加賀の従弟に当たる人物、松宮は加賀のお父さん、松宮からすると叔父さんに恩があるんですが、実の父親が死にそうなのにお見舞いに来ないという事で怒っています。

これには理由があって最後の最後でその理由がわかります。

ここもうるっと来るところです。

 

 

最後に

家族がテーマの良いお話でした。

将棋の話もすこーしだけ出てきて将棋好きの私は嬉しかったです。

 

そんなわけで結構おすすめな本です。きっと読書感想文にも使えるかも?

 

 

赤い指 (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)

 

 

この時点で0:48 でした。記事作成時間約50分

チャレンジ終了